トリノアシ


晴れでもなく曇りでもない、うすぼんやりした空だったと思う。
長かった「春競馬」が終った頃、東南から北西に渡る鳥の群れが見えた。
無数の黒いシミが空の高いトコロでうねって動いた。
朝から憂鬱だった。
それは多分「見え過ぎる悲劇」であり、新聞を買いに行くコトを早々と放棄し、朝お風呂に入った以外は、漫然とPCの馬柱を眺めたり、ネットをふらふらしたりして、ヤエノアカハチとアーネストリーが走る予定のレースの出馬表をかろうじて印刷してはみたものの、午後はものの見事に眠っていた。
「体調に寄って視力は変化するのです」「日に寄って違います」と看護師さんは言った。
「新しい目」を装着すると視力表のイイトコロまで見えて、機嫌良く帰って来たが、玄関のタタキの汚れが気になったのが始まりだった。
多分家中が「ホコリダラケ」。
ベッドで寝返りを打っても障子の桟にチリホコリが降り積もっていて、ぎょっとするから目を閉じるしかないわけで、だから眠ってしまったと言えなくもない。
おまけに土曜日曜と1ツも当り無く「春競馬」が終ってしまったから、気分爽快なワケはなく不機嫌かも知れない(笑)。
「春競馬」枠番馬番のガラポンを廻す人は「相当几帳面な人」ではないかと想像していた。
注:わたしは相当いい加減で適当で、色々なコトをしばしば間違える。
10R『ジューンS』
コパノジングーとヤエノアカハチ同枠7枠なのは何故?
連れて来るのはトナリの8枠か赤枠かどっち?4人気4着。
11R『エプソムカップ』
アーネストリーはまだオトナになりたくなくて4人気10着。
12R『4歳上1000万下』
マグマとマントルまさかね…2.3.4を付けて…まさかね…
「家に着くまでが遠足だ」と誰かが言った。
「スベテキノセイ」。
第2放送に切り替えると「中京の馬場開放」の賑やかな様子が聴こえて来た。
勝った人も負けた人も祝祭が滞りなく終ったコトを確かめている。
来週から「夏競馬」。
鶏のアシは速いから早く砂肝食べてしまわないと。
食べたらきっと憂鬱でなくなる。
夜11時半、眠い。


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by venuscat | 2009-06-14 23:30 | 日記