ねこのくしゃみ

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焦らないで


今月初め、東京競馬場と浦和競馬場に行ってきた。

去年の夏、初めて川崎競馬場に行ったのが、南関東競馬場巡りの始まりになった。
駆け付けで場内のモニターでオッズを見て、人気の馬連を買って当て、さいさきがいいと一息付いた。
パドックに馬を見に行ったら、馬を引いている厩務員さんにちょっと笑われた。
今でもあれは何だったんだろうと思うのだが、睨み付けられるよりはいいのではないか、と良いように解釈している。

折からの台風でどろんこ馬場だった。
冷たい雨は小止みにはなったが、誘導馬も寒そうで、風邪を引きはしないかと、心配になったりした。
帰りの時間もあって、長居は出来なかったが、レースを見たり、馬場を見渡しながら、ぼーっと色々色々考えた。

今年になって、急に、友人が競馬場に行きたいと言い出した。
一度は行ってみたいと言うのである。
日程は府中の開幕週である。
新しいターフビジョンや、応援馬券の発売も開始されるしで、遊びに行くには丁度いいかもしれないと承諾した。

土曜日は指定が取れたが、日曜日はさすがに取れず、やっと一般席後方に座れる席を確保した。
ほぼ一日居るのだから、席が無いのは辛い。
東京では「毎日王冠」京都では「京都大賞典」と注目のレースがある。
じりじりと入場者が増えて行くのがわかった。

競馬場に行ったら「多少の賭け」もしたいのだが「初めての競馬場」の友人が隣では、いまひとつ伸び伸び出来ない。
元々始末な人ではあるのだが、土曜日も日曜日も、彼女は馬券を買う様子がない。

買う買わないは自由だが、先にマークシートも送っているのであり「お誕生日馬券」とか「ラッキーナンバー馬券」とか「ラッキーカラー馬券」とか「取り敢えず武豊馬券」とか、単勝1点100円から勝負出来るのである。

「買わないの?」
「……」
「せっかく来たんだから、何か買ったらいいのに」
「……」
「きっと当たるわよ」
「……」

競馬新聞も買わない。
彼女なりに楽しそうではあったが、私の馬券で遊ばれても、私は面白くもなんともない。
日曜日は、競馬場内をふらふら遊び回りながら、馬を見たり人を見たり、馬券を買ったりした。
二日間で彼女が買った馬券は「ロジックの応援馬券」だけだった。

長い友人ではあるが、深い付き合いはしないで来た。
私は至って簡単な性分なのだが。

後楽園WINZ入り口通路には、JRACMのポスターが並べて貼ってある。
数人の人達がその前に立って、嬉しそうに写真を撮ったり、撮られたりしていた。

「撮る?撮ってあげるわよ」
「ミーハーじゃないから」

私はミーハーなので「宝塚記念のタップと佐藤哲三」のポスターを見ると、じわっとにやけてしまう。

結局三泊四日の道中の最後の晩に、険悪な雰囲気となり、浦和競馬場には私一人で行った。

去年川崎競馬場で考えた事を貫いていれば、長年の友人を失なわずに済んだのかも知れない。
乗った私が馬鹿だった。
ネットの中でしか見たことが無い人が、目の前に居た。
去年も今年も「話の辻褄」が合わない。
違法な事をしているのではないだろうから、普通にしてくれていいのだが。
去年も今年も彼女からの誘いだった。
「映画も買い物も一人の方が楽」と常々言っている彼女からの誘いだった。
私も随分舐められたものである。
気が付かない振りをするのも限界だった。

「二日間競馬場に居て馬券買わないのよ。何故だと思う?」
「分からないけど、私だったら行かないわね」

彼女なりの付き合いだったのかも知れない、と今になって思う。
しかし三泊四日で着替え無しも分からない。
Tシャツの一枚位、丸めて持って来れそうなものだが。
「ナゾ」が多過ぎた。

浦和競馬場は楽しかったのだが、随分疲れて帰って来て、しばらく寝込んだ。
ようやく、先延ばしになった植木屋さんに入ってもらって、すっきりした。
剪定の季節としては、もうぎりぎりだった。
花水木は可愛い形になって、母の木蓮も活きるようになった。
松もさっぱりしたし、ヒバの頭も形になった。
庭や畑は下草の緑になった。

もう時折ストーブを焚く日もある。
雪囲いは、これまでの道具を使ってやって貰えることになった。
一つ一つ決めていかないと。
楽しいことを見つけて、ゆっくり過ごすのが願いである。

来週は「天皇賞・秋」天覧競馬から一年。やはり早いと思う。

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by venuscat | 2006-10-25 00:00 | 日記