栗羊羹を食べる


今日もうだうだして陽が暮れるのか。
出かける用事があったが「タップダンスシチー」のDVDを見てしまう。ここ数日毎日見ている。通して全編見る日もあれば、眠ってしまっていることもある。
何故見ているのかは、分からない。
今日は、そうやって途中で眠ってしまって、寝起きに猛然と甘い物が食べたくなった。甘い物の買い置きなど無いので、仕方なく御仏壇横の羊羹を食べて一息ついた。まだ数本あるのをチラっと横眼に入れておく。調子を落としているのは確かだ。

タップのDVDを続けて毎日見ていたら、見落としていた一瞬が見えるようになった。例えば「ズドドドドと逃げている姿」である。
この「ズドドドドと逃げている姿」とういうのは「哀愁を漂わせる自然主義文学みたいな馬 タップダンスシチー」文 青木えるか氏の中にある。
「別冊宝島 1205号」 21世紀名馬&名勝負 名馬ベスト21の中のタップダンスシチーである。金鯱賞3連覇の後に書かれている。
この2005年の金鯱賞は、2頭、競争中止馬が出て、タップの3連覇は嬉しかったが、レース映像は見返すことが出来ずに、実況音声だけを聴いたりしたレースであった。
DVDでは映像実況とも編集されているが、4角の馬群に、競馬の過酷さその他を見て取ることも可能である。

95頁で定価1470円というのは、悩むところだった。
書店の競馬コーナーでこの雑誌を見かけた時には、必ず「タップダンスの項」を読んでいて、ある日ついに買ってしまった。
読んで面白いし読後感も悪くないのだが「哀愁を漂わせる自然主義文学みたいな馬」というのが、どうしても分からないのである。

逃げるとか逃げ馬とかいうが、タップダンスの勝ちっぷりを見ていると、強い馬とは強い競馬とはを、少し意識するようになった。
佐藤哲三騎手は「ハナきる馬じゃない」と解説している。
けれどラストランの2005年有馬では、大方のファンはハナ取って欲しいと願ったのではないだろうか。
この思いに対する答えは、レースと解説で十分に語られている。
ディープがハーツクライに敗れた有馬だった。競馬をしていると、一年過ぎるのが早いと言うが、この有馬は昨年暮れなのに、数年前のことのようにも思える。

ようやく陽が翳ってきて涼しい風も通るようになった。

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by venuscat | 2006-08-09 00:00 | 日記