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声に出して


若い頃、どうにも、寺山修司の短歌が苦手だった。
後年、競馬関連の本を読み始めてから、ようやく読めるようになった。
あの世界を受け入れた、と言っていいかも知れない。
ところが、最近、読んだことがある寺山修司の競馬本をまた読んでみたら、いけない。
暗い。重い。苦しい。
今はそんな時代じゃない。

乾燥機は縮むからかけない、と言う人がいるけれど。
昔は二槽式の洗濯機だった。
もっと前、叔母の家には、ローラーの手回しの脱水器が付いた洗濯機があった。
わたしの家にはなかったから、手で絞る。
ぎゅっと絞っても水気は残り、持ち重りがしたりした。

寺山修司の時代の競馬は、遠い昔になった。
競馬場には、くったくのなさそうな若い女性も増えた。
男の人だって、こざっぱりしている。
明日はオークス。来週はダービー。
五月は優駿の発売日が早くなる。
今月号の付録の写真集は、テンポイントだった。
「さらば、テンポイント」寺山修司を、声を出して読んでみた。
印刷工や養老院は古い言葉になったけれど、競馬を思う気持ちは、今にも衰えていない。
競馬を知る人だけの、秘めやかな至福の時。
けだし名文である。

PCからは、オークスの予想が、賑やかに流れて来る。
適当に聴いているつもりが、結局は翻弄される。
また当たらないわこの人達。ちょっと笑ってみる。

10番は、ダンツペンダント。
これだもの(笑)。
本田優調教師は、JRA通算200勝を達成したばかり。
栄光の名馬たちで、カワカミプリンセスを見た。
やっぱり別路線組から行きましょうか。
天気予報は晴。


by venuscat | 2016-05-21 22:20 | 日記  

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