おかえりなさい EVE


緑の小指ちゃんは「おかえりなさい」だ多分。
目が醒めたら夜中の3時だった。
この時間わたしは何をどうすればいいんだろうか。
起きてスリープのままになっていたPCを開く。
競馬の匿名掲示板はいったいどうなっているんだ!
どーでもいいようなスレッドは立てるな!
避難するに限る(笑)。
競馬にお金を賭けていなかった頃の掲示板はキラキラ輝いていた。
もう10年か10年以上経ったのだ。
諦めなさい(笑)。
わたしは仕事をテキパキとこなしていた。
「ご招待を受けたんですけどね。気が進まないのよ。お断りしてもカドが立ちますでしょ。あなたから良いようにお願いしたいの。急用は急用なのよ」
女は早口だった。
他に理由があるんだろうけれど、まあお願いねと言っているのだ。
わたしは採用されたばかりなのだ。
仕事は完璧にこなさなければならない。
電話の女の為にも、わたしのこれからの食い扶持の為にも、採用してくれた会社の為にも。
「あなた新しい人ね」女は確かにそう言った。
これまでの人はこの女の電話を完璧に処理して来たのだ。
何とかなる。
「どうお呼びすればよろしいでしょうか?」
「ユイカで良いわ」本仮屋ユイカさんはそう言った。
照明を落とした部屋。風にそよぐカーテン。美しい横顔のシルエット。
「ノースヒルズのことは何も知らない。何も喋らないわ」
わたしはどうやら見てはいけないシーンを見てしまったようだった。
ラストシーンだった。
もう8時を過ぎていた。
卓上のポケットラジオを付ける。
「ダービーは2月13日のお誕生日馬券で取りました」
それはまあ素敵なことで。
わたしもその馬券は持っていましたけどね、問題はそこじゃないの!
フルゲート18頭でお誕生日馬券は何通りあるんだろうか?
日本ダービーをお誕生日馬券で取れるなんて。
これ以上の幸運はあるんだろうか?きっと最高だ!
昨日はしっとりした梅雨の一日だった。
雉♂はここと決めたかのように長い時間、同じところに居た。
今日雨あがり日差しが明るい。
窓辺でダービーの記念入場券を撮ってみる。
PCにダービーの日に撮った写真も一緒に取り込む。
選んでカットしてサイズも決めた。
決まっていないのはダービー本文のみ(笑)。
行って良かった楽しかった。
また来年行きたい。
けれど馬券を当てるなら絶対家内だ。
わたしはあと何回日本ダービーに行けるのだろうか?
一昨日だった。
eve
思い出せなっかた煙草の名前を突然思い出した。
「イブ 煙草」99年販売中止と記載されていた。
ダービーの日。
わたしは何とか有り付いた背もたれのない一般席でレースを見ていた。
最初は斜め後ろからだった。
煙草の煙が流れて来た。
それからしばらくして隣のおじさん。
お席じゃないところに座っているご婦人二人とも。
避難するしかない(笑)。
ダービーの抽選葉書もネットの抽選も落ちて、敗者復活戦の金曜日は気が付いた時にはとうに時間が過ぎていた。
わたしはガラス張りのS指定を見上げた。
ダービーの日はS指定を希んでもいいのだ。
それなりに賭けるお金は用意して行ったのだから。
なのに、何もかも忘れて飛んでダービーの日のレースを見ていた。
あと10年。いやあと5年。
元気に生き長らえてダービーに行く!
金運 千客万来 先着万歳!開運 馬の福助
お扇子の香りが心地良い。

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THE 80th DERBY MEMORIAL GARDEN




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by venuscat | 2014-06-13 13:10 | 日記